毎春、桜を観て想うこと

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毎春、桜を観て想うこと

毎春、桜を観て想うこと

2021/03/28

毎春、桜を観て想うこと

<年年歳歳花相似 歳歳年年人不同>

    「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」

     

 「ねんねんさいさいはなあいにたり さいさいねんねんひとおなじからず」と読みます。

 唐代の詩人、劉(りゅう)希夷(きい)(651~680?)の「白頭(はくとう)を悲しむ翁(おきな)に代(か)わりて」と題する詩の第4節です。

 「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」:「寒い冬が終わって春になると、昔年と同じように花は美しく咲くけれど、一緒にこの花を見た人はもはやこの世にはいない・・・」 自然の悠久(ゆうきゅう)さと人間の生命のはかなさを対峙(たいじ)させて人生の無常を詠歎(えいたん)した句です。

 桜花爛漫(おうからんまん)の季節を迎えると、いつもこの句を思い出しては、花々を見ながら口ずさみます。

 昨年花々を見て春の到来を喜んでおられたであろう方々のうち、幾人かこの世におられない方のお顔を思い浮かべ、人生のはかなさをつくづく感じ入ります・・・。 だからこそ、少しでも悔いが残らないように毎日を過ごして行く、一日一日をしっかりと生き切る、そして、ご縁あって日頃お顔を合わせる人達と、仲良くおつき合いする・・・。 そういう気持ちを思い起こさせてくれる句です。

(院内報「こころ」誌 第91号より: 2015年5月11日発行)

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